最近のサロンワークの中でよく見るのが
色ムラ。
お客さん的には残るほど暗い薬で染めたかった訳ではないのに実際に入れた色は黒染めに近いほど濃い薬。
お客さんに黒染めした意識はないので次回、普通にカラーしたら根本だけ明るくなった。
秋、冬くらいに一旦暗くして、夏前にまた明るくしようかなって今、ムラが出る。
今回はそんな状態のカラーの直し方をご紹介!
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こんにちは。
木暮です。
黒染めからの直し方なんですけど
まずはビフォアから見ていただきます👀
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こちらのお客さんの履歴としては、
まず3〜4ヶ月前に結構暗くしたようです。黒染めではないという説明も受けて。
で、最近違う美容室でグラデーションカラーに染めたら毛先もあまり明るくならずに根本の髪がすごく明るくなった。
根本が明るいのが気になるのでまた違う美容室へ行ったら全体を暗くしたほうが良い。
という事で暗めに染めてもらったものの2週間ぐらいでこの状態に戻った。
で、今。
です。
これよくあるパターンです。
お客さんは暗くしたいと言っただけであとは仕上がりを待つのみですよね?
どんな薬で染められたかわからない訳です。
濃い色素が入っている状態、明るくなりづらい状態で違う美容室へ行って明るくしたいといえば
まぁ普通に明るい薬で染めますよね。
その美容室でも濃い色素が入っている事は知らないわけで、、、
で、こうなってしまう。
違うお客様ですが、、
根本だけ明るくて、3〜4センチ先から暗くなってます。
これは暗い色素が入っている状態です。
ではどのように直していくか?
今回のお客さんもすでに経験済みですが、ちょっと暗めな薬を全体に重ねたくらいでは直せません。
時間がたって色が抜けたら同じです。
もっとベース状態を整えないといけません。
1 まず暗い部分を明るくしなければならない。
しかも黒染めの色素を削らなければならないのでブリーチが必要です。
普通のカラー剤の明るめの薬を塗っても何も起きないと言っても良いかもしれません。
しかも全体にブリーチするとまた色ムラ、ダメージが出てきてしまうのでハイライトで削っていきます。
暗い部分をブリーチハイライトで明るさを出しながら、
2 同時に明るい根本部分は暗くしていく。
この暗くする薬が大切で基本的には赤みを出したくない方は多いので赤みの入っていない暗い薬。
ちょっと特殊なのですが、
ここが大切。
今回の場合はアディクシーの3レベルのグレーパール。(モノトーン)
と全体のオレンジ味も抑えたいので
3サファイヤ(ブルー)をミックスしたもので暗くしていきます。
3レベルって普通のカラー剤だと黒染めですがアディクシーの場合は赤みが入っていないのであとあと残りませんので。
ちなみにイルミナカラーでそんなに暗く出来る薬は今のところありません。
で、
全体を一旦落ち着かせます。
このあたりの理屈はこちらのブログを参考にしてください。
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明るい所を暗くして、暗い所を明るくして違和感となる差を埋めたら、
ハイライト部分に色を入れるイメージで全体にもう一度カラーして完成!
ここではハイライトの黄色味を抑えるために
イルミナカラーの8ヌード(グレー)と8オーキッド(バイオレット)をクリアで薄めたもので全体をカラーリング。
クリアをいれて薬のパワーを弱めているのは1回目入れた暗い薬を取らないためともう明るくする力はいらないためです。
そして
仕上がり
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仕上がりは落ち着いた色味ですが赤みを感じない、アッシュっぽい仕上がりになってます。
すでに毛先にブリーチが入ってますので徐々に抜けながら透明感は増していきます。
気になっていた根本も、、
根本は暗く、暗かった中間にハイライトで明るさが出てますので馴染んで見えます。
というバランスには戻っています。
ここも色落ちしてくるともう少しハイライト感が出てきて良い感じに!
逆プリンカラーになってお悩みの方はお気軽にラインからメッセージくださいませ!
良かったら参考にしてくださいね!
では✋
インスタ更新してます、ヘアカラーの参考に