グラデーションカラーって難しいんですよね？
1回目のブリーチで綺麗に境目も馴染んだグラデーションカラーってなかなか見ない。
ラインがくっきり出ているものや境目が黄色くなりムラっぽく見えるものなど。
実際、僕も新規のお客様でグラデーションカラーを希望する方には違った提案をさせていただく事が多いです。そのくらい難しい。
僕はベースを整えて重ねる色味でグラデーションを表現するやり方をオススメしてます。
今回は強いラインが出てしまったグラデーションカラーの直しについてのブログです。
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こんにちは。木暮です。
今回ご紹介するのは、失敗されてしまったグラデーションカラーの直し方についてです。
過去のブログでもいくつか記事がありますが、いまだにネットで検索してこれらの記事を見つけてご来店いただくお客様は多いです。
過去の記事
・失敗されたグラデーション直し➡仕上がり➡２回目来店時➡２回目の仕上がりまで。
まずは初回来店時の状態から。
ブリーチで抜く所、抜かない所を作ると色むらになります。表面だけハイライト入れて、中にはいれないとなると髪をめくると暗い感じになるなど。抜けた時にも綺麗にそして今後のヘアカラーに影響を残さないためにはベース作りからムラを作らないことが大切だと思います。
ここからダブルアッシュの染め方でムラ修正。
こちらのメニューは細かく全体にハイライトを入れて根本の赤みを削り金髪の毛先と状態を合わせ、同時に全体を暗めのグレー系を入れることで毛先の明るい所を落ち着かせる作業をまずワンプロセス目に行い（簡単に言うとハイライトで根元を明るくし、全体を落ち着かせる薬で毛先の明るさを抑えることにより根本と毛先の差を縮める）、流してから全体にまた薄く色味を重ねることで色持ちも良くするやり方です。
一回目の仕上がりがこちら
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はい。だいぶ馴染みましたね。
「これだとグラデーションが無くなってるじゃないか！」
という意見もあるかと思いますが大丈夫です。毛先の方が必ず先に抜けますから。
２回目のご来店時を見てみましょう。
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ちょっとわかりづらいですが、グラデーションっぽい色落ちにはなってます。
それと全体のハイライトで根本から中間部分の赤味が出ていない感じです。
２回目の来店時はもう横のラインは無くなったのですがさらに透明感を出すという目的でハイライトのみを入れ直し、流してから色味を入れる。ハイライトで作るダブルカラーのやり方で染めていきます。
２回目の仕上がりがこちら
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ここから色が抜けると結構明るさが出てきてしまいますがもう嫌な色味（イエローオレンジみたいなギラついた色味）にはならないので大丈夫です。ただ、このくらいになってくるとムラサキシャンプーなどで黄色くなりすぎないようにするケアをしてあげた方がより綺麗です。
そして３回目のご来店ですが、、
ビフォアを撮ってません💦
撮ってませんが、明るいベージュ系の綺麗な色落ちでした。そして最初のグラデーションムラはほぼ完全になくなっていたので３回目は色を重ねるだけのワンカラーで対応できます。
仕上がりはこちら
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明るさは暗めな１回目と、明るめな２回目の丁度あいだ位に設定。
外で撮ってしまったので少しわかりずらいですが赤みを全く感じない透明感のある色味になっております。
ムラ感はもう完治したと言ってよいレベルだと思います。
そして他のお客さんですが、、
こちらのお客さんは高校を卒業したばかりで、人生初カラーしたのが１週間前。で、こんな感じになってしまったのでなおして欲しいというオーダーです。
バージン毛をカラーする時によくある根本だけ明るくなってしまっている状態なのでその辺りも修正していきます。
こちらもブリーチした毛先としていない中間から根本のはっきりとした明るさの違いをぼかしてあげる必要があります。
ダブルアッシュで染めて、今回は赤味のあるオレンジ系に色味も変更しました。
仕上がりはこちら
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ポッキーみたいになっていた部分も綺麗に馴染みました。こういったムラは１色ベタ染めのワンカラーでは直せません。
１回のカラーで直すのに１番簡単なのは白髪染めで染めることです。そうなるとムラはある程度直るのですが、次回のカラーで明るくするのが難しくなったりするのでご注意ください。
外で見るとより赤オレンジが見えます👀
今回は１回目なので完治とは言えませんが横ラインはだいぶぼかせているかなと思います。
こんな感じでグラデーションカラーの横ムラ直しはだいだい修正できますのでお悩みの方はぜひご来店くださいませ！
では✋
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