少し前からよく聞くようになり、今年あたりは本当に流行りそうなヘアカラーの技法バレイヤージュ。
もともと欧米の美容室でよく使われるテクニックなのですが、そのまんま日本人の髪に使った場合、、
かなりの確率で失敗すると思います。
今回はそんなお話です。
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こんにちは木暮です。
最近バレイヤージュってワードをよく聞きませんか?
「バレイヤージュとは、ほうきで掃くとういう意味のフランス語です。髪の表面に、掃き後をつけるような、ナチュラルなハイライトをハケで入れていく手法。」
です。
ハイライトやグラデーションカラーとの違いですが、、
これが流行りそうです。たぶん流行ります。特に美容師が盛んにすすめてくると思います。
このバレイヤージュ、僕は今年、失敗バレイヤージュが大量生産されるのではないかと心配しています。
その理由は、、、
そもそもこの技法は欧米人のようなもともと赤みが無く、ブリーチすれば簡単にイエローまで抜けるような髪質の外国人用に考えられたテクニックであり、日本人の赤みがたっぷりあって、ブリーチしてもオレンジ止まりの髪質にはあってないテクニックだと思うからです。
うちのお店には関東中からグラデーションカラーで失敗された方がたくさん来店されます。
悲惨です(´;ω;`)
バレイヤージュだともっと中間部から根本付近くらいまで、そしてほそく、こまかくブリーチを塗布していきます。こまかくといってもフリーハンドでやっていくのでハイライトより全然太くなります。
そしてほうきではくように境目は薄付けして塗布します。もうこの時点でちょっと考えるだけで成功するイメージが湧きません。
薄付けしてブリーチを塗布するとどうなるか?
欧米人の髪であれば薄づけしてもイエローまで抜けます。髪質的に抜けやすいですし、欧米ではブリーチ剤の明るくする力は日本より強いですし。
でも日本人の髪にブリーチを薄付けしたらどうなるか?レッドオレンジくらいにしか抜けません。
中途半端な脱色がなぜだめなのか?はこちらの記事を参考にしてください👇
境目がレッドオレンジだと、、
こんなんなったり、
こんなんなったりとぼかしたところに色の入りが悪く、ムラになると考えられます。
※今までのせた写真はすべてはじめてご来店いただいた時の状態でだいたい染めたてです。ウチで染めたカラーではありません。ここから直すためにご来店いただいたお客様です。
欧米で流行っているからといってそのまんま日本人に適用できないということです。
また絵にすると欧米の人の髪質、ブリーチの強さがあれば、、、
左の絵がブリーチを塗った状態。右の絵が抜けた後の脱色した状態。このようにナチュラルにぼかした分綺麗にボケるのですが、日本人の髪質、ブリーチの弱さだと、、
左の同じようにぼかして塗布すると、右のようにぼかした部分は色抜けが甘く赤オレンジ止まり。こんな感じに中途半端な抜け方の状態から色味を足すのでムラになるのです。
しかもこのテクニックの場合、抜けが甘いからもう1度重ねてブリーチすることができないという問題もあります。まったく同じところだけを狙ってブリーチを重ねる事は不可能だと思うので。
で、色味を重ねる時も根本から中間の髪はほとんどブリーチされていない髪ででもブリーチしている髪も混ざっているので色味を入れないわけにはいかない。そこに入れた色味はまぁ普通の茶色になるので毛先はベージュでも根本は赤茶色となってしまうわけです。
結論
失敗されちゃったら直しに来てください。
よかったら参考にしてくださいね!
では✋
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