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ハイライト(ウィービング)で作る外国人風アッシュベージュとは

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「外国人風のアッシュベージュには憧れるけど、あまり希望の色味になったことがない。」

「色が抜けると結局オレンジになってしまう。」

そんな方にオススメの染め方です。

日本人の髪は赤い色素が多く含まれています。

色が抜けていくと、赤オレンジ、オレンジ、イエローオレンジと色味は変化していきます。

この辺についてはこちらのブログも参考にしてください。⬇️

明るめベージュカラーの作り方

このカラー剤の色味が入ってない状態で地毛の色味がオレンジでは透明感のあるアッシュを表現するのは難しいです。カラーしたてはカラー剤の青みがこの地毛のオレンジを抑えてくれますが、この青みが抜けてしまった時には、地毛のオレンジが表に出てきます。1ヶ月経つとオレンジになってしまうという方はこの状態になります。

この赤みを出さずにアッシュを長く表現するには?

地毛の赤み、オレンジ味を削る必要があります。赤みを削るには少量でもブリーチを使う必要が出てきます。

「でも、ブリーチすると髪傷みますよね?」

そう思われる方も多いと思います。

「ブリーチを使って赤みをとって透明感出したいけど痛みたくない、

抜けた時に黄色く明るくなりすぎるのもちょっと。」

そこで効果的なのがウィービング(ハイライト)を使った染め方です。

ビフォアから

_MG_3799このようにオレンジよりの色味に褪色した状態。

_MG_3800

ウィービングを続けていくと、褪色した時点でもオレンジになりづらくなってきます。

1回だけでなく、繰り返していく事が大切!

ここに青みのカラーをのせていくと染めたてではご希望のアッシュにはなりますが、

2ヶ月後はこの色味に戻ります。

そこで色を入れる前にこの赤みを削っていく行程になります。

_MG_3801

襟足から写真くらい細かい線を入れていきます。

お薬は髪の赤みの強さによって必要最低限のブリーチの量に調節して作ります。

_MG_3803

全体に入れていきます。

このくらいの細さのハイライトを1センチスライスで全体に入れて、

20%弱くらいの髪を明るくする事になります。この明るくした髪に関しては当然ダメージはあります。ただ、細かく全体的に入っているので、手触りの悪化も最小限に抑える事が出来ます。

_MG_3804

この塗っている部分が赤みのない黄色い下地になりますので、ここにのせた色味が取れてもオレンジにならなくなります。

_MG_3805

_MG_3806

とても細かい作業になります。

_MG_3807

このように全体的にハイライトを入れます。

明るさを出す事も目的の細かいハイライトになりますので、

メッシュ

っていう感じではなく、細かいスジが沢山入るイメージですね。

_MG_3809

これでお時間置いたら、一度シャンプーします。

流すとこのくらいの状態になります。

_MG_3810

黄色く線になっている所がハイライト入れた髪でここが抜けてもオレンジにならない部分になります。

_MG_3812

2プロセスめは希望のアッシュグレーを全体にオン。

仕上がりがこちら

⬇️

室内の光

_MG_3835外での見え方

⬇️

_MG_3845

_MG_3844

ここでポイントはこのハイライトを入れたヘアカラーを1回で満足せずに繰り返していく事!

繰り返す事でハイライトの部分の割合が増え、より透明感が出てきます。

繰り返していくと、

_MG_1829-2

初めて来店時、この赤みが強かったお客様が約1年後は

こちら_MG_7429

染める前、前回のカラーから2ヶ月ちょっと経った状態でこの色味👀

境目もギザギザで自然なグラデーションになってます。

このくらい赤みが取れれば、こんな感じで

_MG_7437

綺麗なアッシュグレーの色味を出すのは簡単!

頑固な赤みにお困りの方はぜひやってみましょう!

(黒染めによる濃い赤みはちょっと条件が違いますのでご注意)

ハイライトを入れたダブルカラー

¥13500

になります。

動画でもご覧ください。


2018年、1月現在、ラ・シュシュではアシスタントを募集しております。

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