今でもオーダー数、圧倒的ナンバーワンの アッシュグレー系 の色味ですが、
グレーもまたハードルの高い、表現するのが難しい色味です。
今回はそこまでブリーチを必要とせずに(ノーブリーチは難しいです) アッシュグレーに染める方法をご紹介します。
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こんにちは木暮です。今回ご紹介するのは、、、
グレー系のカラーの染め方です。
今でも圧倒的にオーダーされる事の多いグレー系の色味なんですけど、これが非常に難しい色味でありまして、グレーって
無彩色で彩度がないわけです。黒から白にいく途中の色です。カラー剤にもグレーという物はあります。例えばこんな色味👇
グレー希望だからといって、例えば7レベル、8レベルのオレンジのたっぷり残る髪に対してこの色味をのせたらグレーになるか?
ならないですよね?少しイメージしただけでもわかると思います。
では、このグレーのカラー剤を使って髪の毛をグレーにするにはどうしたら良いか?
ベースを白っぽいくらいのイエローにしておく必要があります。白っぽいイエローまで抜くのって難しいですよね?
そうなんです。少し考えただけでも髪の毛をグレーにするのって難しいのご理解いただけるかと思います。
オレンジの画用紙にねずみ色の絵具で色を塗ってもねずみ色は出ないですよね?
あまりブリーチしていない髪に対してグレーっぽくするにはどうしたら良いか?
一番簡単なのは濃いブルーで染めてあげるという事だと思います。
バージン毛で今まで1度も染めた事ないお客様にブリーチハイライトを入れて、
このくらいの明るさから濃いブルーを入れると、、、
こんな感じの色味に仕上がります。グレー感はありますがどうしても暗くなってしまいます。逆に濃いブルーでないとハイライトブリーチくらいのベースからだとグレーっぽくもならないので難しいところです。
という事で、流石にノーブリーチからではないですが、ハイライトを何回か入れていて、ある程度ベースがイエローベースになっている髪をグレーに染めるやり方を紹介していきます!
まずはご来店時の状態から
👇
前回のカラーから4ヶ月経ってしまってます。
ハイライトが入っているのでクッキリとしたプリンにはなってませんがかなり黒髪は伸びています。
毛先はかなりイエローベースなのでグレーが出しやすいベースにはなっています。
まずはここに
ハイライトを入れ直していきます。これは伸びすぎてしまった根元の黒髪と中間からの明るい部分とムラなく繋げる事と、まだ少し残るオレンジ味を取る目的があります。
ハイライトを入れたら残りの髪には色を入れていきます。
ここで使う薬剤はもちろんグレー系がメインなのですが、黄ばみ、少し残るオレンジ味も押さえ込みたいので、
ルベルのカラー剤 エドルの 5グレージュと7ホワイトアッシュをミックスしたものを塗っていきますが、
左がホワイトアッシュの色味。色味的にはブルーバイオレットです。ブルーバイオレットで黄ばみ、オレンジ味を押さえ込みます。
右がグレージュ。今回はこの毛束よりかなり濃い5レベルの薬剤になりますので濃いグレーで深く入れていきます。
全体にカラー剤を塗り、20分経ったら1度流します。
ここから黄色くぬけているブリーチハイライトの部分に色を入れる事、重ね染めにして色に深みを出していく事を目的に2回目のカラーをしていきます。
2回目のカラーは
先ほどと同じグレージュの7レベルとブリーチの黄ばみを抑えるためのパールとクリア剤(薄める薬剤)をほぼほぼクリアでミックスしたものを塗っていきます。
1回目でもご紹介しましたがグレージュはこんな色味。そしてパールは
こんな感じのアッシュピンクになってます。この紫でブリーチの黄ばみを抑えていきます。
2回目の薬剤塗布後も20分ほど置いて、シャンプーして仕上がりです。
仕上がりの色味
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写真が見にくくて申し訳ございません🙇♂️
詳しくは下に貼ってある動画をご覧ください。
暗めな仕上がりですが、赤みは感じない色味になっています。
外で見るとより透ける色味がわかりやすく見えます。
少し色落ちして来るとハイライト感もより強調されまた違った色味になって楽しめます。
今回はそこまでハイブリーチはせずにグレー系の色味に染めるやり方についてご紹介しました。
ぜひ参考にしてください。
では✋
動画でもご紹介してます。