亀有の外国人風ヘアカラーが得意な美容院  La chouchou (ラ・シュシュ)

グレーアッシュの色味を表現するポイント

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こんにちは。 ラシュシュ 木暮です。

夏に向けて今、最も多いヘアカラーのオーダーは、、、

「グレーアッシュ」

見事に灰色に染まってる写真をお持ちいただいて

「こんな感じに、、、」

はい。

お客様のイメージはよくわかります。

よくわかるのですが、この色結構難しいです。

僕の頭で申し訳ないですけど、

こんな色味のもう少し濃いめのオーダーが多いのですが、この色出すには、

このくらいのベースの薄さがないと表現できません。

ここまで持ってくるのは髪質にもよりますが、2回、3回のブリーチが必要になります。

「全体に2、3回のブリーチは嫌だ。」

ですよね?

そこで今回は現実的な範囲での明るさのお客さんにグレーを重ねるとどんな色味になるのか?

をご紹介します。

ビフォア

ハイライトを重ねてきているため、ナチュラルにグラデーション気味に。

そして抜けてもあまり赤味を感じられないコンディションです。

この染めてから時間が経った時の自然な根元のつながりと(染めた髪と新しい黒い髪の境目)

抜けてもベージュ感キープの毛先の色味はうちのお店の特徴です。

今回はハイライト入れます。

流して、、

このくらいですね。

ここから入れる色味のポイントは、、同じアッシュを目指す中でも元の髪の赤味の残り具合によって変えます。

まだまだ赤味が多めの場合は

オレンジ味が残る場合は

今回のように赤み、オレンジ味をあまり感じない黄色系の場合はグレー、だったりベージュだったり。

簡単にですけど、こんなイメージで薬は作ります。補色の関係ですね。

逆の色味で元の色味を打ち消す。

黄色まで抜けている場合は緑、青をのせると緑、青が出てきてしまうのであまり使いません。

で、

今回は新しいカラー剤、

スロウの

8モノトーンという薬を使っていきます。

カラーチャートで見ると、

これです。

ちなみにこの数字は小さいほど暗く、濃く。

大きいほど明るく、薄くなります。

ホームカラーはその逆になって大きいほど暗く、小さいほど明るくなります。 確か、、

白毛に染めて左側のようなまさにシルバー、グレーの色味です。

これを塗っていきます。

これを塗って、時間を置いたら流します。

ちなみに最初ご紹介した僕のグレーの色味も全く同じ薬の8モノトーンです。

さあ、どんな仕上がりになりますでしょうか。

こちら⬇️

このようにがっつりシルバーにはなりません。

もちろん今回もグレーになると思って染めてません。

なんていうんでしょう?

こう、クリーミーなグレーベージュ といった感じでしょうか?

ある程度の明るさがあってもこのくらいなので、よりグレーにしたい場合はもっと黄色くしないといけないのはご理解いただけると思います。

今回のお客様くらいの下地の色味でこれ以上のブリーチなしでもっとグレーにシルバーにということになると、

より色が濃い6モノトーンにするか、

こういったカラーバターのグレーをのせていく方法になりますが、あまり色持ち良くないのでオススメではありません。

お客さんのイメージと仕上がりが違くなりやすいシルバー、グレー系のヘアカラーを今回は説明させていただきました。

この色味はシングルプロセス(1回のカラー)では絶対に出せないのでご注意ください。

こんな感じのヘアカラーも良かったら参考にしてくださいね!


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