ラ・シュシュ オープン以来、初めてご来店いただくお客様のヘアスタイルで
ずーっと 気になっているのが
美容師のカットにおけるソギ過ぎ問題
とにかく削ぎが多すぎてペラペラの毛先の状態のお客様が非常に多い。
なぜそれがダメなのか?
今回はそんなお話です。
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こんにちは。 ラ・シュシュ 木暮です。
ウチのお店に初めてご来店いただくお客様のメニューで1番多いのがダブルカラーのみ。
カット無し。の方が多いです。
もちろんカットとカラーをなさるお客様も多いですが半分くらいはカラーのみの方になっていると思います。
初回来店のお客さんは。
それはそれで大丈夫です。全然問題はありません。無理に「カットもしないとダメです! 」と、強要することもありません。
ただ、正直、カラーして最後スタイリングする時に
「これどう仕上げれば良いでしょう?😥」
というようなスカスカにされたカットが非常に多いです
同業者の仕事を批判するようで良くないことなのですが、多すぎるので注意していただきたくて、、、、
今回のお話は、、、
綺麗なヘアカラーをより綺麗にみせるためのカットの大切さについて です。
今回、2回めのご来店のお客様です。
まずは1回目の来店時の状態から、、
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初回来店時のお客さんの目的はこのちょっとわざとらしいグラデーションカラーを直す事。
もう少し自然に馴染ませたい。
はい。
わかります。そのへんは全然直せます。
しかし、気になったのがペラペラな毛先。
毛先のみにかなりのソギが入っているためヒョロヒョロした感じですね。
ここまで薄いと束感もでないし、巻きづらいし、艶もでないし、
っていう状態なんです。しかも薄い毛先なんて時代の流行からしてもまったく流行っていないですし、
そのへんは柔らかい表現でお客さんに確認します。
もし、とても信頼している美容師さんにカットしてもらっていたとしたら?
そのカットを否定されるのは良い気分しないと思いますので。今回も確認した所
「そんなに薄くしたかったわけではない。」
ということでした。
勝手にやられちゃったソギですね。こうなると直すには長さを切るしかありません。伸ばしているからこのまま。
ではずっと毛先がまとまらない状態が続く事になります。
ですが、この初回来店の時点では時間も遅かったのでとりあえずカラーを直す事に。
ハイライト入りのダブルアッシュカラーでムラを修正。
仕上がりが
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濡れていると暗く感じますが、、、
乾かすとこのようなグレー。
綺麗に染まって、暗いところと明るいところの境目も馴染みました。
しかし
仕上がりを見てもわかると思いますが、
綺麗に染まってもこれではヘアスタイルとして決まりません。
ハイライトを入れる時も、
このように根本で毛束をすくいますので、根本の毛量100%で毛先の毛量が30%とかになってしまうとハイライトが毛先まで届かなくなります。
根本ばかりハイライトで毛先にハイライトが少ないとどうなるか?
根本の方が明るくて、毛先が暗いというバランスの悪い状態になってしまいます。
一方、ソギのバランスが良い毛束では、、
このように毛先にもしっかりとハイライトが出てきます。
根本100%の毛量で毛先が90%の毛量がある状態であれば綺麗にハイライトが入れられるという事です。
そして今回、2回めのご来店。
ビフォア
色は良い感じに抜けていますが、この毛先は変わらずです。
で、今回はカットもさせていただく事になりました。
厚みを出すためにこの薄い部分をカットします。
1回目の来店時はまだ信頼関係が築けていない。という所もあると思いますので2回めにカットもという流れはとても嬉しいです。
もちろんカラーもします。
と、
どうでしょうか?
仕上がり
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綺麗な毛先になりました。まとまり、ツヤ感もだいぶ違います。
まとまる毛先🌟
実際、こちらのお客さんのビフォアくらいヒョロヒョロの毛先の方多いです。
これでまとまらないのは当然です。この状態から
「伸ばしているから長さはあまり切りたくない。」
ってなると、何も出来ません。長さ切らないと直らないので。
毛先に厚みが出るとコテが巻きやすくもなります。
普段、ブログではカラーの記事ばかりであまりカットについて触れる事も少ないのですが
カラーを綺麗に染めるうえでカットはどうでも良い という事はありませんので、もし普段まとまらない、
巻きづらい、などありましたらもしかしたら削ぎ過ぎてスカスカの毛先って事もありえますのでご相談くださいませ。
今回のお話も良かったら参考にしてくださいね!
では✋
インスタ更新してます、ヘアカラーの参考に